東京大学大学院総合文化研究科准教授でEAAメンバーの王欽氏が「魯迅を読もう 〈他者〉を求めて」を春秋社より刊行しました。
【内容紹介】
中国近代文学の第一人者である魯迅は、日本の教科書でも取り上げられ、多くの人がその名前を知っている。しかしその難解なテクストの読解には広範囲に及ぶ「素養」が求められるため、実際に魯迅作品を読んだことのある人は少ないだろう。本書は、魯迅の代表作品を、そうした文学の知識を踏まえながら丁寧に解読し、今こそ問うべき「文学の意義」に迫っていく。魯迅以外にも、デリダ、ベンヤミン、ブランショなど、多くの文学者や、哲学者の言葉も横断的に参照する。新進気鋭の著者による、新しい世代の本格的魯迅論。
著者は30代つまり80年代生まれで中国出身でアメリカで修行していてデリダの中国語訳者で日本にもカルチャーに詳しくてそんな人があの魯迅について日本語で書いている。面白くないわけがない! 文学は我々に何を期待しているのか? 新世代が世に問う新しい魯迅論!
――哲学者・國分功一郎氏 推薦!
Tetsugaku Companion to Nishida Kitarō
伊波普猷の政治と哲学 日琉同祖論再読