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未来哲学 第五号 二〇二二年後期

未来哲学 第五号 二〇二二年後期

『未来哲学 第五号 二〇二二年後期』が未来哲学研究所より刊行されます。本書にはEAA院長の中島隆博氏(東洋文化研究所教授)とEAAメンバーの納富信留氏(人文社会系研究科教授)の論文や対談が収録されています。

 

未来哲学 第五号 二〇二二年後期

発行 未来哲学研究所

【目次】

声1 ウクライナという問題

「悪は悪」なのかーーウクライナ問題に寄せて  末木文美士

討議 悪と語りえぬもの  末木文美士・山内志朗・中島隆博・永井晋・納富信留

付記 ポスト近代再考ーー討論後半年を経て  末木文美士

 

特集 世界哲学における翻訳の問題ーー翻訳とは誤読の温床か、それとも新しい思想の芽生えか

問題提起 世界哲学の言語をめぐるディレンマと翻訳の問題  納富信留

提題1 「色即是空」のアポリアーー鳩摩羅什と玄奘による『般若心経』の翻訳をめぐって  護山真也

提題2 アラビア哲学と翻訳ーー自然言語の限界にたいする挑戦  小村優太

提題3 翻訳としての哲学 (Philosophy as Translation)  齋藤直子

提題4 文芸翻訳とパラテクスト  阿部賢一

討議 世界哲学における翻訳の問題

 

声2 リアルの手触り 仮想のつながり

パソコン、ネットの黎明期から  末木文美士

リアルな世界への触れ方なんか忘れてしまった  山内志朗

陸沈  中島隆博

 

水曜哲学会

超弦理論と宇宙  大栗博司

座談会 ポーとオルバースのパラドックス

 

論考 道元

「念慮を透脱する語句」と「メタファー」ーー「論理空間の外部に位置する言説をめぐる混交哲学の試み  三谷尚澄

道元ー日本仏教の日本化  齋藤嘉文

 

連載

『正法眼蔵』を読む 四 「身心学道」  末木文美士

「論語」を発見する 第一講 どのように学ぶのか  中島隆博

 

書評と対話

「存在の一義性」の変奏曲ーー山内志朗「ドゥルーズ内在性の形而上学」を読む 澤田直