『Limitrophe(リミトロフ)No. 2、2023年 東京都立大学・西山雄二研究室紀要』が刊行されました。本書にはEAAメンバーの髙山花子氏(EAA特任助教)の論文が収録されています。
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巻頭言 西山雄二
特集 エマヌエーレ・コッチャとの対話——メタモルフォーズの哲学
エマヌエーレ・コッチャ(清水雄大訳)
中山義達、菊池一輝、山根佑斗、人見隼平、上田圭
松葉類「エマヌエーレ・コッチャによるエコロジー批判」
宇佐美達朗「技術論の仕切り直し——『メタモルフォーゼの哲学』からの一般器官学の再考」
下西風澄「「植物の生」は「人間の生」を問い直すか──エマヌエーレ・コッチャの生命論の射程」
特集 ダリン・テネフとともに
「猫をめぐる暴力と形而上学」
「ブルガリアにおける言語モデルと文学研究をめぐる論争」(訳=北川光恵・菊池一輝・塩田典子・米原大起)
「イメージと超越──デリダと構想力の問題」(訳=高波力生哉、佐藤勇輝、竹内大祐、山根佑斗)
特集 ジャン=リュック・ナンシー(柿並良佑 責任編集)
柿並良佑 序言
小田麟太郎「ジャン=リュック・ナンシーにおける「命法的真理」の所在究明——「判断」「自由」「定言命法」を手がかりに」
安藤歴「ジャン=リュック・ナンシーによる「回帰の思考」批判について——「1968年5月」の意味をめぐって」
宗政孝希「ジャン=リュック・ナンシーにおける主体と自己——バタイユとの比較から」
髙山花子「劇場的エクリチュールの声——ナンシー&ラクー=ラバルト『舞台』の対話をめぐって」
村山雄紀「ジャン=リュック・ナンシーの「素描」——王立絵画彫刻アカデミー「色彩論争」の観点から」
翻訳、論考、研究ノート
プリュヴォスト「エコフェミニズム考――サブシステンス・フェミニズムとヴァナキュラー・エコフェミニズム」(ファヨル入江容子訳)
志村響「「星の王子さま」日本語訳対照研究——sérieuxの訳語をめぐって」
菊池一輝「持たざるものをめぐる悲喜劇——ラカン『転移』の『饗宴』読解における愛についての二つのテーゼ」
竹内大祐「バタイユとヘーゲルの終わりなき共犯関係——バタイユによるヘーゲル受容の変遷について」
山根佑斗「ジャン=リュック・ナンシー『単数複数存在』とスペクタクルの存在論」
西山雄二研究室活動報告