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空気はいかに「価値化」されるべきか

空気はいかに「価値化」されるべきか

 EAA編集の著書『空気はいかに「価値化」されるべきか:「かけがえのなさ」の哲学 東大リベラルアーツ講義』(東京大学藝文書院編、東京大学出版会、2025年2月)が刊行されます。

目次:
まえがき(石井剛:東京大学総合文化研究科教授、東京大学東アジア藝文書院院長)
第Ⅰ部 空気と共に生きる
第1講 花する空気(中島隆博:東京大学東洋文化研究所教授・同所長)
第2講 ひとと空気の歴史社会学――空気にも歴史がある(佐藤健二:東京大学名誉教授・同大副学長)
第3講 空気・空間・空気感(川添善行:東京大学生産技術研究所准教授)
第Ⅱ部 「価値化」が創出する新しい価値観
第4講 現代アートと空気――可視化と価値化(山本浩貴:実践女子大学文学部美学美術史学科准教授)
第5講 「空気の価値化」を通じて考える「知の価値」(五神真:理化学研究所理事長、東京大学前総長)
第6講 空調メーカーが試行している空気の価値化(香川謙吉:ダイキン工業株式会社)
第Ⅲ部 空気の社会・経済的価値
第7講 「新しい価値」の台頭と空気の価値化(坂田一郎:東京大学工学系研究科教授)
第8講 グローバル・コモンズを守り育むために(石井菜穂子:東京大学理事)
第9講 「空気の価値化」という欺瞞と炭素植民地主義(斎藤幸平:東京大学総合文化研究科准教授)
終 講 「根源的な中立」の学問――来るべき「空気の哲学」のために(石井剛)