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日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題 文化の架橋者たちがみた「あいだ」

日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題 文化の架橋者たちがみた「あいだ」

EAAフェローの片岡真伊氏が『日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題 文化の架橋者たちがみた「あいだ」』を中央公論新社より刊行しました。

中央公論新社ウェブサイトより

日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題
文化の架橋者たちがみた「あいだ」
片岡真伊 著

日本文学は「どうしても翻訳できない言葉」で書かれてきた、と大江健三郎は言う。事実、谷崎も川端も三島も、英訳時に改変され、省略され、時に誤読もされてきた。なぜそのまま翻訳することができないのか。どのような経緯で改変され、その結果、刊行された作品はどう受け止められたのか。一九五〇~七〇年代の作家、翻訳者、編集者の異文化間の葛藤の根源を、米クノップフ社のアーカイヴ資料等をつぶさに検証し、初めて明らかにする。