このたび、東アジア藝文書院(EAA)では戦時下の旧制第一高等学校(通称一高)における中国人留学生受け入れに関する資料「藤木文書」の調査・研究・公開を行う活動「藤木文書アーカイヴ」ためのリサーチ・アシスタントを募集いたします。EAAは、2019年春の始動以来、駒場オフィスが入居した101号館がもともと一高時代の中国人留学生が学ぶ特設高等科の教室として建てられた歴史を受け、その当時の資料の調査及び展示による公開を行う「一高プロジェクト」を推進してきました(「一高プロジェクト」についてはこちらをご覧ください)。
今回、この「一高プロジェクト」の一環として、新たに1943年から1945年頃に一高の留学生課長であった藤木邦彦氏(1907~1993)の遺した中国人留学生教育に関する公文書・書簡・校務書類などを含む駒場博物館所蔵の未整理資料「藤木文書」の調査・公開を行う「藤木文書アーカイヴ」チームを起ち上げ、激動の時期における一高での留学生教育の経験を批判的に現代に継承し、さらに東アジアの未来にむけて新しい学問の形を構想したいと考えています。
2021年度は、未整理の資料の整理を行う作業から始め、年度末に「藤木邦彦展」を開催することを目標に調査を行います。このために、駒場博物館において月2回程度の調査活動、および月1回程度の実地あるいはオンラインにて情報共有を行うための研究会を開催します。
ご関心のある方は、ぜひご応募ください。
【職名および人数】リサーチ・アシスタント 若干名
※ RA形態での雇用が難しい場合には応募時にご相談ください
【期間】採用決まり次第〜2022年3月31日
【業務内容】
1)EAAの「藤木文書」を整理・調査・公開するプロジェクトへの参加(2021年度は月2-3回)
2)展示に向けての企画準備(2021年度末に開催予定)
3)EAAウェブサイトでの進捗報告のブログの執筆
【応募資格】
1)東京大学の博士課程に在籍中の大学院生
2)EAAの研究と教育に関心を持つ者
3)近現代の日中関係史に関わる史料調査、或いは文書のアーカイブと公開活動に関心と意欲のある者
【応募方法】
下記書類に必要情報を記入の上、ファイルを添付して下記のメールアドレスに提出
RA応募書類のフォーマット
(こちらからダウンロードしてください)
東京大学様式の履歴書
(こちらからダウンロードしてください)
研究業績書(様式は自由)
書類提出先:
Email: koubo@eaa.c.u-tokyo.ac.jp
【応募〆切】
2021年5月12日(水)必着
※書類選考の上、合格者に対して面接を実施します。
【問い合わせ先】
153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
東京大学東アジア藝文書院(EAA)
Email: koubo@eaa.c.u-tokyo.ac.jp
担当:宇野瑞木