イベント

第22回 藝文学研究会

【日時】
2024年6月27日(木) 15:00-16:30

【開催形式】
オンライン(一部対面)/Zoom(参加ご希望の方はこちらよりご登録をお願いいたします。)
EAAメンバーのみ東京大学東洋文化研究所より参加するハイブリッド形式での開催となります。

【言語】
日本語

【報告者】
伊 丹(東洋文化研究所・EAA特任研究員)

【発表タイトル】
医学と文学との狭間―「人面瘡」を通してみた医事説話―

【発表概要】
日本古典文学の中には、医学を主題とするものが多数見受けられるが、先行研究では、こうした記述は医事説話と命名された。医事説話という、当時の知識人によって著された古典文学における医学関係の記録は、あくまでも想像・虚構であろうか。あるいは、何かの医学知識に基づいて作成されたものであろうか。本発表は、体にできた人の顔のような瘡、「人面瘡」という病気の事例を取り上げ、日本古典文学における「人面瘡」の記載を確認し、そのあり方や知識源をたどりつつ、医学と文学の関係、また仏教との関連などについても考えたい。