イベント

第19回藝文学研究会

【日時】
2024年4月17日(水)16:00-17:30

【開催形式】
オンライン(一部対面)/Zoom(参加ご希望の方はこちらよりご登録をお願いいたします。)
EAAメンバーのみ東京大学東洋文化研究所より参加するハイブリッド形式での開催となります。

【言語】日本語

【報告者】立正大学経済学部特任講師 黃昱(こう いく)

【発表タイトル】
怪異と医学:中国と日本における「人が水と化す」説話の展開

【発表概要】
現代の学問体系では超自然現象や幽霊・化物にまつわる怪異譚と医学書は文学と医学、人文科学と自然科学という対立の領域で捉えられがちであるが、中国では古来、医学資料に怪異譚を用いることが散見されるなど、これら怪異の記録は所謂「科学」として認識される一面があった。本報告は、中国と日本に伝わる「人が水と化す」話型の説話を取り上げ、中国では丹薬の知識として伝承されてきたこの説話が日本に伝わった後、怪異譚として文学の世界で展開し、娯楽化・通俗化していく経路を考える。