イベント

第1回 藝文学研究会

第1回 藝文学研究会

日時:2022年5月26日(木)15:00-16:30

開催形式:オンライン(一部対面)

Zoom(参加ご希望の方は下記リンクよりご登録をお願いいたします。)
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZUldOivqDMsE9URbZ5pBlnhxxD5NIa3Sk-H

※EAAメンバーのみ東京大学東洋文化研究所より参加するハイブリッド形式での開催となります。

言語:日本語

発表担当者:柳幹康氏(東洋文化研究所准教授)

発表タイトル:中国における禅宗の成立と展開:変容する生のあり方としての実践論

藝文学研究会は、2022年度に開始したプロジェクト「潮田総合学芸知イニシアティヴ」を推進するための研究会であり、東アジアにおける学芸の伝統と現代に対する新たなアプローチを目指して、思想・技芸・文化・社会に関する総合的な研究を行うものである。

初回は柳幹康氏が、「中国における禅宗の成立と展開:変容する生のあり方としての実践論」と題して研究発表を行なう。インドで生まれた仏教が中国に伝わると、その社会・思想・文化などに多大な影響を及ぼし、やがて「禅宗」という中国独自の一派が成立した。従来の仏教で基本的に、今生において究極の理想を実現することは難しいと考えられていたのに対し、禅宗ではそれが可能であるとし、新たな実践観を提示するに到る。本発表では仏教が中国に与えた影響を視野に収めつつ、禅宗の実践観に分析を加える。