【日時】2023年5月8日(月)9:30-11:30
【場所】東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター3階 特別会議室/Zoom
【対象者】関係者限定
【言語】英語
【概要】
マルクス・ガブリエル先生は、新実在論や新実存主義の論客として知られていますが、現在ハンブルクにありますThe New Instituteで「新しい啓蒙」プロジェクトを展開していらっしゃいます。この概念はもともと、ジャック・デリダとユルゲン・ハーバーマスが哲学的に歩み寄った時に提唱したものですが、どうしても西洋中心主義・人間中心主義を免れないものでした。その限界を突破し、もう一度人間を再考し、その現代的な条件をなしている資本主義・民主主義・科学技術について、哲学自体を変容させながら迫ってみることが「新しい啓蒙」の内容です。ここでは、先端科学技術に焦点を当てながら、そのダイナミックな進展に対して、哲学がどのような概念で対話を挑もうとしているのかを、論じていただきます。
【マルクス・ガブリエル氏プロフィール】
ボン大学哲学科教授/The New Instituteアカデミック・ディレクター。ボン大学で認識論および近現代哲学について教鞭を執る。Center for Science and Thoughtディレクター、International Centre for Philosophy NRW会長を兼任。他にも、数多くのフェローシップ、客員教授を務める。受賞歴多数。多くの著書が諸言語に翻訳されている(邦訳書多数)。
【主催】東洋文化研究所
【共催】東アジア藝文書院(EAA)
第4回 学術フロンティア講義
「30年後の世界へ——空気はいかに価値化されるべきか」
“Philosophy and Ethics for New Enlightenment”