イベント

第15回駒場哲学フォーラム
なぜ中二病は模倣するのか?——その認知プロセスの解明

日時:2024年8月20日(火)17:00-19:00
場所:東京大学駒場キャンパス 101号館1階EAAセミナー室、Zoomミーティング(ハイブリッド)
発表:村上聖(総合文化研究科・超域文化科学専攻)

 本フォーラムでは毎回、自由なスタイルでの「話題提供」を受け、参加者のあいだで議論を交わしています。
今回は「なぜ中二病は模倣するのか?――その認知プロセスの解明」というタイトルで、超域文化科学専攻の村上聖さんが話題提供を行います。

 一般に中二病(あるいは厨二病)は特定の人物の行動を模倣しますが、ここでは中二病を中学生だけでなくさまざまな世代に見られる行動と仮定した上で(企画立案者も未だ中二病です)、なぜそうした模倣は起こるのか、そうした模倣にはいかなる利得があるのかを考えてみたいと思います。具体的には、心理学の社会学習理論やアンディ・クラークの認知科学、そして自己意識をめぐる現象学(ゲーレン・ストローソン)、解釈学(リクール)、神経科学などさまざまな観点から、中二病という事象の解明を試みてみたいと思います。またトピックとして、『葬送のフリーレン』に影響を受けたという台湾の青年の事象も取り上げるつもりです。事前の知識は不要です。さまざまな興味関心をお持ちの方にご参加いただければ幸いです。

※参加を希望される方は以下のリンクから案内文を確認の上、ご連絡ください。
https://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2022/05/post_243/

主催:駒場哲学フォーラム
共催:東アジア藝文書院(EAA)、共生のための国際哲学研究センター(UTCP)