第8講 6月3日(金)
藤岡俊博(総合文化研究科、フランス哲学・ヨーロッパ思想史)
「「他者」と共生する「私」とは誰か――レヴィナスの思想を手がかりに」
「私」は「他者」に対して無限の責任を負っている――こうした過激な倫理思想で知られる哲学者エマニュエル・レヴィナスは、「私」と「他者」の共生を思考した哲学者でもあった。「私」が「他者」に一方的に法外な責任を負うという思想から、一体どのような共生のあり方が導き出されるのだろうか。本講義では、レヴィナスや関連する思想家のテクストを手がかりに、この問いについて考察してみたい。
第7回 学術フロンティア講義
「30年後の世界へ——「共生」を問う」
【東京カレッジ講演会】「グローバル外交―方法論の再考―」