第7講 5月26日(金)
山本浩貴(金沢美術工芸大学)
「現代アートにおける空気の可視化」
本講義では、現代アートの歴史を紐解く過程で、芸術と(さまざまな意味での)空気との政治社会的交わりについて考える。前半は、主に戦後の英米圏に焦点を絞りながら、芸術家がどのように空気を自身の作品のなかで扱ってきたかを論じる。後半では、特に1990年代以降の日本に光を当てつつ、アーティストがその実践を通して行う空気の可視化の事例を紹介する。全体を通じて、「現代アートにおける空気の可視化を通じた価値化」の可能性を明らかにしたい。
FISP-PAJ Symposium: World Philosophy and World Crises
インド哲学講演会