第2講 4月19日(金)
溝口 勝 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
「レジリエンスと地域の復興」
レジリエンスは日本語で回復力とか復元力と訳される。しかし、Cambridge Dictionaryでは、the ability to be happy, successful, etc. again after something difficult or bad has happenedと定義されている。すなわち、悪いことに直面しても「もうダメだー」と落ち込んだりせずに不死鳥の如く復活して幸福を取り戻す能力といえる。13年前の福島の原発事故や今年の元旦の能登半島地震で被災した地域の復興ではまさにこの「レジリエンス」が試される。本講義では30年後を見据えた真の復興について考えたい。
東文研セミナー「Anne CHENG先生(コレージュ・ド・フランス)のご講演 The Question of Despotism in the Reception of Montesquieu’s De l’Esprit des lois in Japan and China」
第34回 文化×工学研究会(Prof.Tomio Petrosky)