第13講 7月8日(金)
石井剛(東アジア藝文書院副院長、総合文化研究科、中国哲学)
「よりよく生きるためのスペースを想像する」
Symbiosisとしての「共生」は自然界における種を超えた相互依存関係のことを言うので、共生とはわたしたちが生きる世界の基本的現実であると言える。つまり、わたしたちは実は生きているだけで共生しているのだ。共生なき生は原理的にありえない。ということは、共生を目指すべき目標であると見定めるのなら、わたしたちは自ずと「よりよき生」とは何かを考えなければならない。わたしの授業では、「よく生きる」ためにわたしたちは、大学で、会社で、社会で、どのような工夫をなし、どのような仕組みを求めればいいのかを皆で一緒に想像してみたい。
漢學之島與共生哲學跨文化國際研討會
映画『籠城』上映会 山形大学