第12講 7月7日(金)
齋藤幸平(総合文化研究科)
「空気が商品になるとき——炭素税、CCS、ジオエンジニアリング」
資本主義とは無限の成長を目指す近代社会システムであり、そのために、あらゆるものを商品化していく。もちろん、空気さえも例外ではない。しかも、そうした傾向が、環境危機の深刻化とともに生じている。だが、「空気の価値」とは何か。本来商品ではなく、価値のない空気に値札をつけることでいったいどのような問題が生じるのか。本講義では、マルクスの『資本論』をてがかりに、この問題について考察していく。
学術変革領域 「尊厳学の確立::尊厳概念に基づく社会統合の学際的パラダイムの構築に向けて」 A03 班「アジア・イスラムなどの非欧米圏の尊厳概念史の構築」(課題番号:23H04851) 第1回研究会
中国近代の人間論 ――「科学と人生観」論争百周年を記念して――
陳学然先生講演会