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学術フロンティア講義「30年後の世界へ」

第10回 学術フロンティア講義
「30年後の世界へ——ポスト2050を希望に変える」

第10回 6月21日(金)

冨澤 かな (東京大学大学院人文社会系研究科)
「いま「東洋」と「近代」を考えて、未来に何をのぞめるだろう?」

E.サイードが著書『オリエンタリズム』でこのことばに〈ヨーロッパのオリエントに対する思考と支配の様式〉という新たな意味を与えてから、もう半世紀に近い。西洋中心主義批判や近代批判が広く共有され、世界のパワーバランスも大きく変わってきた今、「東西」の分断や「近代」のあり方をを考えることに、どんな意味があるだろうか。世界がさまざまな分断に苦しんでいる今とこれからにむけて、考えたい。