イベント

第2回 学術フロンティア講義
「30年後の世界へ——学問とその“悪”について」

第2講 4月16日(金)

 佐藤麻貴(総合文化研究科/東アジア藝文書院、環境哲学)
「未来社会2050――学問を問う」

 システム工学における、 いわゆるシナリオ分析という未来予測手法を手引きに、従来の機械計算(Turing型)とAI(Deep Learning型)のプログラミングの差異を説明し、コンピュータサイエンスの世界で何が問題となっているのか、ある種の思考の形態の一側面としてのコンピュータ解析について、AI社会を見据えて説明します。また、未来予測から派生する、経済と環境のdecouplingからdegrowth(脱成長)の議論を解説しつつ、人間の想像力という問題を考えたいと思います。