川村覚文『情動、メディア、政治 ——不確実性の時代のカルチュラル・スタディーズ』公開書評会
川村覚文氏による『情動、メディア、政治──不確実性の時代のカルチュラル・スタディーズ──』(春秋社、2024年)の公開書評会を行います。本書は、今日の「人新世」と称される予測不可能な時代状況における、テクノロジーとメディア文化の政治について、「情動(affect)」という観点から理論的な分析を試みる野心的な一冊です。とくに、プラットフォームと呼ばれるメディアテクノロジーが、いまや我々の生活あるいは存在様式を根底から規定しているといった問題を軸に検討が行われています。
本書の議論はカルチュラル・スタディーズとして、メディア研究、政治学、社会学、哲学・思想といった領域を横断して展開されているため、専門の異なる評者を招いて、本書の可能性について議論を行いたいと思います。そのため、メディア研究をご専門とする須川亜紀子氏(横浜国立大学教授)、政治学をご専門とする鵜飼健史氏(西南学院大学教授)を評者としてお招きします。
【日時】
2025年1月25日(土)14時〜17時
【場所】
東京大学東洋文化研究所3F大会議室
【言語】
日本語
【タイムテーブル】
14:00-14:15 開会・主旨説明
14:15-14:45 鵜飼健史氏(西南学院大学)による書評
14:45-15:15 須川亜紀子氏(横浜国立大学)による書評
15:15-15:30 休憩
15:30-16:00 著者・川村覚文氏(大妻女子大学)による応答
16:00-17:00 全体討論
【主催】
東アジア藝文書院潮田総合学芸知イニシアティヴ
対談 ダヴィッド・ラプジャード×宇野邦一