ヘイトスピーチに抗して——ドレフュス事件後のアナトール・ルロワ=ボリューの弁論
« Résister aux discours de haine : le plaidoyer de Anatole Leroy-Beaulieu au lendemain de l’Affaire Dreyfus en France (1902) »
ドレフュス事件を契機としてフランス社会の政治的・宗教的な分断が深まる二〇世紀初頭、フランスの知識人アナトール・ルロワ=ボリュー(1842-1912)は、ユダヤ人とプロテスタントに対するヘイトスピーチを告発し、スケープゴートを作り出すメカニズムを解明した。この講演ではルロワ=ボリューのテクストを繙き、当時のユダヤ人やプロテ スタントに対するヘイトスピーチと、現代フランスに蔓延するユダヤ人やムスリムに対するヘイトスピーチの共通点を探る。
【日時】2024年2月20日(火) 17:00〜19:00
【場所】東京大学駒場キャンパス101号館11号室EAAセミナールーム(対面のみ、事前予約不要)
【言語】フランス語(日本語解説付)
【講演者】ヴァレンティーヌ・ズュベール氏(フランス高等研究実習院(EPHE)教授)
【司会者】伊達聖伸氏(東京大学教授)
【コメンテーター】菅野賢治氏(東京理科大学教授)
【主催】「西洋社会における世俗の変容と「宗教的なもの」の再構成——学際的比較研究」(代表:伊達聖伸)
【共催】東京大学東アジア藝文書院(EAA)
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