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第4回 EAA研究会「東アジアと仏教」

第4回 EAA研究会「東アジアと仏教」

第4回 EAA研究会「東アジアと仏教」

日時:2023年2月11日(土)15:00-16:30

場所:Zoom

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対象:一般公開

言語:日本語

題目:近代朝鮮における仏教「宗派」観の形成:学術的書物を中心に

発表者:小河寛和(大谷大学非常勤講師)

司会:柳幹康(東洋文化研究所准教授)

要旨:
本報告では、近代朝鮮における仏教「宗派」観の形成について考察する。現代大韓民国における仏教最大宗派は曹渓宗であるが、現教団は1941年に発足されたものである。一方、近代に入る前の朝鮮時代には現代のような仏教「宗派」は存在していなかった。つまり、現代大韓民国における仏教「宗派」観は、近代から1941年頃にかけて形成されたものであると言えるが、この「宗派」観の形成には、朝鮮で布教活動を行っていた日本仏教の影響に加え、日本仏教に同調するか・抵抗するかといった朝鮮仏教独自の歴史的展開があった。本報告では、日本の仏教宗派観がいかにして朝鮮に流入し、朝鮮仏教ではどのような対応がなされたのかに注目し、分析を行う。