【日時】2022年7月27日(水)15:00~16:30
【場所】Zoom(関係者限定)
【言語】中国語
このシリーズは中国で活躍する世代の異なる研究者との対話を試みようとするものである。この試みの重要性は、回を経るごとに次第に明らかになっていくことだろう。だが、あらかじめシリーズへの期待を端的に定めるならば、それは、中国の思想状況を知ることによって世界の未来に対する想像を広げることに他ならない。そしてこのことにおいて意図するのは、「方法としてのアジア」ではないし、「方法としての中国」ですらない。なぜなら、中国はとうにわたしたちが共に構成している世界の一部分であるからだ。このシリーズは、彼らと共に「世界する」ための一助たらんと欲している。
第1回は、政治哲学者の劉擎氏をお招きして、その「新世界主義」について議論する。趙汀陽の「天下システム」、許紀霖の「新天下主義」などと重なり合いながらもそれらとは異なる「新世界主義」とは何か。そして、「新世界主義」は何を欲しているのか。劉氏の最新の知見と共に、わたしたちはこれらの問いを携えて、その議論に耳をかたむけ、対話を求めたいと思う。
なお、講演は中国語で行われるが、事後に整理して日本語に翻訳してEAAウェブサイト上にて公開する予定である。
講演者:劉擎(華東師範大学)
司会:石井剛(EAA)
An Introduction to Writing and Research in the Humanities
M. Downing Roberts
M. Downing Roberts
第3回 藝文学研究会