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2021年度 第5回定例研究会「永明延寿の一心と律・浄土」柳幹康准教授(着任研究会)

日時:2022年1月20日(木)14時~16時

会場:オンライン(Zoomミーティング)

申込方法:登録フォーム ( https://forms.gle/DfQmGeUdunrcxpM87) より、1月19日までにお申し込みください。1月20日正午までにZoom入室用URLをお送りいたします。

題目:永明延寿の一心と律・浄土

発表者:柳 幹康(東京大学東洋文化研究所・准教授)

司会:馬場 紀寿(東京大学東洋文化研究所・教授)

コメンテーター:中島 隆博(東京大学東洋文化研究所・教授)

使用言語:日本語

要旨:
 永明延寿は唐と宋を結ぶ五代十国の時代にあって、中国禅宗の一心(本来仏である己の心)を核に、従来の多種多様な仏教を一元的に統合した禅僧であり、その思想は中国仏教のみならず朝鮮・日本の仏教にも大きな影響を与えている
 報告者はこれまで、かかる延寿の思想とその影響について、その代表作『宗鏡録』を中心に研究を行なってきた。しかしながら、その核心となる一心の思想が中国禅の流れをいかに汲むのか、およびそれによりインド由来の律・浄土という重要な二つの要素がどう読み替えられたのかについては、十分に分析できていなかった。
 そこで本発表では報告者のこれまでの研究を踏まえたうえで、これらの問題を新たに論じる。これによりインドから伝わった仏教思想が中国において再編された様子の一斑が明らかになるだろう。

 

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