文庫化記念公開イベント『近代世界の公共宗教』再読
いまや宗教研究の「古典」となったホセ・カサノヴァ の『近代世界の公共宗教』。1994年に原書が刊行された後、1997年に津城寛文訳で玉川大学出版部から日本語訳が出たこの著作が、このたびちくま学芸文庫に収められた。これを機会に、世俗化論のパラダイムを変革し公共宗教論の地平を開いた本書を改めて読み直したい。
カサノヴァはカトリック系の国々や社会を事例に取り上げ ていることを踏まえ、理論面のみならず具体的な文脈を意識して論点を掘り下げ、新しい議論の地平を模索する。
【日時】
2021年11月1日(月)18:30-20:30
【場所】
オンライン(Zoom・要事前申込)
※参加申込用URLはこちらから
【登壇者】
渡邊千秋(青山学院大学国際政治経済学部教授)
「スペイン現代史研究からみる公共宗教論」
佐藤清子(成城大学非常勤講師)
「21世紀アメリカ宗教と「デノミネーショナリズム」」
伊達聖伸(東京大学総合文化研究科准教授)
「ケベックの「静かな革命」はカサノヴァの公共宗教論で読み解けるか」
【特別ゲスト】
津城寛文(筑波大学人文社会系教授)
【司会】
田中浩喜(東京大学大学院博士課程)
【主催】
科学研究費補助金基盤研究(A)「⻄洋社会における世俗の変容と「宗教的なもの」の再構成:学際的比較研究」(代表:伊達聖伸)
【共催】
東京大学東アジア藝文書院(EAA)
【連絡先】
田中浩喜 hiroki.tanaka1027[at]gmail.com
崖東夜話 第二夜
EAAシンポジウム「コロナ禍における藝術の理論と実践」