2019年度「北京社会文化研修──深思北京」募集要項
北京は中国の首都であり、政治の中心である。そして、現代アートに代表される新しい文化発信の中心であり、京劇に代表される伝統文化の中心でもある。北京はじつにさまざまな顔を持つ重層的な場所である。
中国語学習の上級編として開講する「北京社会文化研修──深思北京」は、現地での講義や学生交流、政府機関や中国企業の見学や関係者との懇談を通じて「北京」を体験し、中国語の応用力を磨くとともに、中国を重層的に観察するための視点を提供している。具体的な交流機関は中国人民大学文学部、人民中国雑誌社、盤古智庫(中国政府のシンクタンク)、中国対外文化交流協会、北方昆曲劇院、北京京劇院などである(2018年度実績)。学術機関にとどまらない、多様な交流機関の担当者と密度の高いコミュニケーションを取ることが可能であるのが本研修の特徴と言えよう。
本研修では中国の第一線で活躍している方々との交流を通して、将来長く付き合っていく隣国の知識人・専門家の知を理解すること、そして政府機関や中国企業への公式訪問を行い、中国人との付き合いに必要な「作法」を身に着けることを狙いとしている。なお、研修中の使用言語は基本的に中国語のみとする。中国語の中上級学習者は、この機会を利用して中国語運用能力を飛躍的に高めてほしい。
【注意】本研修はAセメスター開始前に実施されるが、Aセメスター「国際研修」科目である。履修希望者は、研修実施後Aセメスター履修登録期間中の履修登録を忘れないようにすること。
【講義日程】
2019年9月8日(日)~9月15日(日)
【担当教員】
伊藤徳也
朱芸綺
【履修・単位取得要件等】
・履修の可否はレポート(一次選考)および面接(二次選考)によって決める。
・事前説明会、事前勉強会及び研修成果報告会への参加。
・出発前の事前学習課題及び帰国後の研修報告の提出。
【参加費用】
・渡航にかかる航空券代、宿泊費及び研修費には、奨学金(東京大学及び(株)ゼンショーホールディングス)が用意される。それ以外の生活諸雑費及び海外旅行保険などは、参加者の自己負担となる。なお課題、報告が提出されない場合、奨学金を返還してもらうことになる。
【募集対象・募集人数】
後期課程生10名以内(単位取得資格のある2年生・大学院修士課程生も応募可)。
【応募期間・応募方法】
①選考レポートのテーマ:
a. 「あなたは「北京」にどのようなイメージを抱いているか。
b. 本研修中、自分にどのような目標を設定するか。
以上をA4用紙に1500字程度でまとめてください。
②締切:2019年7月8日正午(締切厳守)
③提出方法:メール添付
・タイトルを【北京社会文化研修──深思北京選抜レポート/氏名】として下さい。
・応募メール記入事項
a. 氏名
b. 性別(※本情報は宿泊手配等に利用します。)
c. 所属・学年
d. 学生証番号
e. 中国語運用能力(学習歴、滞在歴、関連資格の有無など)
f. パスポートの有無
④送付先:admin@lap.c.u-tokyo.ac.jp( @は半角に置き換えて下さい)
⑤結果発表および面接の時間は7月12日(金)に応募者メールアドレス宛に連絡する。
【スケジュール】
7月8日(月)正午:応募書類提出締切
7月12日(金):書類選考結果通知 (応募者メールアドレス宛に連絡)
7月中旬[予定]:面接 (書類選考通過者に面接会場と時間を通知)
面接翌日[予定]:選抜結果通知 (合格者にはメールにて通知)
7月下旬[予定]:ガイダンスおよび事前勉強会
9月1日(日):事前学習課題提出締切
9月8日(日)―9月15日(日): 「北京社会文化研修──深思北京」実施
9月23日(月):研修成果報告会
9月30日(月):研修報告書提出締切
※問い合わせは、LAPホームページの問い合わせ欄から、もしくは下記のLAPメールアドレスへ行ってください。
HP http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/ja/
Email admin@lap.c.u-tokyo.ac.jp