【日時】2019年12月20日(金)15:00-18:00
【場所】東京大学本郷キャンパス法文1号館315教室
【講演題目】从宣读到凝视:北岛的《回答》与后革命时代的想象
(「宣読」から「凝視」へ:北島「回答」とポスト革命時代の想像)
【言語】中国語(通訳あり)
【講演要旨】
北島が1978年に発表した「回答」は、疑いなく、中国現代詩歌の画期的作品である。文革後の新世代の詩人の政治的・文化的立場を表明しており、その後に現れた「朦朧詩」の先駆けと一般に見なされている。本講演では、この詩の歴史的場面とコンテクストに立ち返ることを通じて、1970年代末から80年代初頭にかけて中国社会が経験した聴覚から視覚へという文化的な転換を論じ、「朦朧詩」が審美性と政治的想像のレベルにおいて新しい感覚の秩序とポスト革命時代への橋渡しを進めたことを述べる。
【講演者】
唐小兵氏、香港中文大学文学院長・冼為堅中国人文学教授。1984年北京大学卒業。1991年デューク大学博士。ミシガン大学教授などを経て、2019年9月より香港中文大学文学院長。20世紀中国文芸運動、比較文学と文化批評、中国前衛芸術運動、視覚文化と聴覚文化などを研究。著書に“Visual Culture in Contemporary China: Paradigms and Shifts” Cambridge University Press, 2015. “Origins of the Chinese Avant-garde: The Modern Woodcut Movement” Berkeley: University of California Press, 2007.など、編著に『再解読:大衆文芸与意識形態』香港牛津大学出版社、1993などがある。
【主催】科研費基盤研究(B)
「一九八〇年代中国の思想と文化に関する研究」(研究代表者:鈴木将久)
【共催】東京大学東アジア藝文書院(EAA)
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