国際ワークショップ:
Our Dealings with the Invisible: on the Air as a Form of Commons
(見えないものとの付き合いとはーコモンとしての空気について)
社会や環境における目に見えないもの、空気や雰囲気に対する個々の姿勢や態度について多角的なアプローチから考え直すワークショップです。「雰囲気」や「場の空気」は、私たちの呼吸する「空気」と同様に、他者といつも既に共有している「コモン」の一つと言えます。では、この見えないコモンに、私たちはどう関わってきており、どう関わっていくべきなのでしょうか。人類学、記号論、文学、哲学(美学、倫理学、現象学)のスペシャリストによる講演と、総合ディスカッションを通し、「コモン」の一つである「空気」との関わり方について、具体的事例を交えながら、考察と反省を深めていきます。UTCPとEAAによる共催、KOIAS(神戸雰囲気学研究所)協力のもと開催されるワークショップです。
日時: 2024年7月21日(日) 13:00-17:30
場所: 東京大学駒場キャンパスI 101号館11号室(EAAセミナー室)
言語: 英語と日本語
プログラム:
13:00-13:15 オープニング: 桑山裕喜子 (UTCP)
13:15-14:00 マチュー・ゴレーヌ (Mathieu Gaulène) (ニーム大学 防災学研究室 准教授)
“How to read the air when it becomes radioactive : A semiotic approach to capturing the atmosphere of the Fukushima Daiichi nuclear accident”
14:00-14:45 ローレンツォ・マリヌッチ (Lorenzo Marinucci) (東北大学大学院文学研究科 准教授)
“Scent and the Breathing Commons”
14:45-15:00 休憩
15:00-15:45 安倍里美 (神戸大学大学院人文学研究科文学部 講師)
「雰囲気に流される人は真摯な道徳判断を下していないのか」
(“Are Those Who are Swayed by the Atmosphere Failing to Make Sincere Moral Judgments?”)
15:45-16:30 久山雄甫 (神戸大学大学院人文学研究科文化構造専攻 准教授)
“First neo-phenomenological steps to understanding kūki“
16:30-16:45 休憩
16:45-17:30 総合ディスカッション
参加希望者要登録: https://forms.gle/qkaTWnSBsAZHyoFT7
企画: 桑山裕喜子 (UTCP)
主催: 東京大学大学院総合文化研究科教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)
共催: 東アジア藝文書院(EAA)
協力: 神戸大学人文学研究科 神戸雰囲気学研究所 (KOIAS)