EAAでは、学生さんたちと共に「30年後の世界」に向かって知的な想像力を養うことに力を注いでいます。

しかしそれは「30年後の世界」を予想することではありません。わたしたち一人ひとりが未来に向かって「のぞみ」を抱き、「のぞみ」を表現する知性を磨く心の習いを得ることです。

人類はいま未曾有の複合的な危機にさらされています。COVID-19パンデミックはその一端に過ぎないとされています。こうした危機的状況の中で、わたしたちがなお希望の灯火を照らすことができるとしたら、それは学問によって生み出される想像力とことばの力に頼る以外にはありません。

「東アジア教養学」は皆さんにクラシックスの読解を基礎とした徹底的な議論と相互学習の場を、国際的かつ多言語的な環境の中で提供しています。しなやかな広い視野と堅固なことばの基礎を兼ね備えた人として、学問の「のぞみ」を共有する仲間を得たい意欲ある学生の皆さんの積極的な参加を歓迎します。