2024年3月27日(水)10:00より、三重県立四日市高等学校の教員と生徒がEAAを訪問した。EAA院長石井剛氏(総合文化研究科)による旧制第一高等学校以来の駒場の歴史の紹介のあと、高校1年生の生徒たちとEAAのスタッフがグループに分かれ、そもそも何のために大学に行くのか?、教養とは何なのか?、世界に普遍性はあるのか?という3つの大きな問いについて、グループディスカッションを行い、それぞれのグループでのまとめを発表しあった。そこでは、専門知に集中しすぎるばかりに世界が狭くなるのではないかという危険性や、大学に行かなくても教養は身につけることができるのはないかといった率直な意見が飛び交い、たとえば普遍性をめぐって、世界政府が実現すればどうなるのかといった、共通と普遍の違いを念頭に置いた議論が繰り広げられた。もともとこの企画は四日市高校出身でユース生であった森要氏がきっかけとなっており、2022年夏に初めて実現して以来(記録はこちらを参照)、断続的につづいている。未分化の未来に開かれている十代の方々にとって、なにか刺激となることがあったならばと願うばかりである。
報告:髙山花子(EAA特任助教)
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