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2023.03.03

【報告】福島フィールドトリップ

2023128日にEAA「福島フィールドトリップ」が行われた。このフィールドワークが格別だったのは、北京大学の学生と東京大学の学生が一緒に参加し、交流したことである。コロナ禍を通り抜けた秋学期にようやくPKU学生が学期冒頭から来日することができたため、このような企画が可能になった。交換留学中の4人のPKU学生とチューターのUTokyo学生4人、そして石井剛EAA副院長と張政遠氏(総合文化研究科准教授)、具裕珍(EAA特任講師、報告者)、渡辺理恵氏(EAA)は、当日7時半、東京駅で無事に(!)待ち合わせし、ポジティブな緊張感を抱いた日帰りフィールドトリップをスタートした。中間貯蔵施設、富岡アーカイブミュージアム、廃炉資料館、そして語り部による街の視察まで、濃密な一日を過ごすことができた。そして、それが両大学のEAA学生にどのように伝わったのか、ここでその内容を紹介したい。震災当時の記憶、テレビで映った震災現場に立つという感覚、自然災害と人間、その中で「生死」の問題、30年後のこの場所の姿、その中で「希望」とはどのように語られるのかなど、それぞれの感想が寄せられている。これらも20231月時点での私たちの「記憶」となり、この記憶という種が中国と日本、世界で場所と時間軸をまたがってこれからどのように芽生えていくか、楽しみである

具 裕珍(EAA特任講師)

 

報告書
Dai Tingyu Peking University (CN)
Huan Binghao Peking University (CN)
Jiang Jiaming Peking University (CN)
Zhou Zhangchi Peking University (CN)
Kaname MORI The University of Tokyo (EN)
大石直樹 The University of Tokyo (JP)
田中亮也 The University of Tokyo (JP)
豊嶋駿介 The University of Tokyo (JP)

プログラム